トラブルは「起きてから」より「起きる前」の準備が大切です
スマホやパソコンのトラブルは、ある日突然起きることがあります。
でも、日ごろの使い方を少し気をつけるだけで、故障・データ消失・詐欺被害などを防げることがあります。
このページでは、スマホやパソコンを安心して使うために、ふだんから気をつけたいことをまとめます。
1. 直射日光や高温を避けましょう
スマホ、タブレット、ノートパソコン、モバイルバッテリーは熱に弱い機器です。
特に夏場の車の中、窓際、ストーブの近くなどに置いたままにしないようにしましょう。

Appleは、iPhoneやiPadについて、使用時は0〜35℃の環境を想定しており、駐車中の車内に置いたままにしないよう案内しています。
また、経済産業省も、リチウムイオン電池搭載製品は高温や直射日光を避けるよう注意喚起しています。
気をつけたいこと
- 車の中にスマホやモバイルバッテリーを置きっぱなしにしない
- 充電中に異常に熱くなったら、充電を中止する
- 直射日光が当たる窓際に置かない
- 熱い状態で無理に使い続けない
- ケースやカバーで熱がこもっていないか確認する
※熱くなったからといって、冷蔵庫や保冷剤で急に冷やすのは避けましょう。結露など別の故障につながることがあります。
2. 大事な写真やデータはバックアップしておきましょう
スマホやパソコンは、突然壊れることがあります。
水没、落下、ウイルス感染、操作ミスなどで、大切な写真や書類が消えてしまうこともあります。
IPA(独立法人 情報処理推進機構)も、システムの不具合やウイルスによるデータ破壊に備えて、定期的なバックアップを勧めています。

特にバックアップしておきたいもの
- スマホの写真・動画
- 連絡先
- LINEなどのトーク履歴
- パソコン内の文書・写真
- 仕事や地域活動で使う大切なファイル
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3. パスワードを使い回さないようにしましょう
同じパスワードをいろいろなサービスで使い回していると、1つのサービスから情報が漏れたときに、他のサービスまで不正に使われる危険があります。
IPAは、パスワードについて「長く複雑な文字列にすること」「使い回さないこと」「初期パスワードのまま使わないこと」を対策として案内しています。
おすすめの対策
- 同じパスワードを使い回さない
- Apple ID、Googleアカウント、メールのパスワードは特に大切にする
- パスワード管理機能を活用する
- 可能なら2段階認証を設定する
- 家族でも、安易にパスワードを共有しない
4. 更新のお知らせは後回しにしすぎない
スマホやパソコンには、定期的に「アップデート」のお知らせが届きます。
アップデートには、新機能の追加だけでなく、不具合やセキュリティ上の問題を直す役割もあります。

IPAのセキュリティ対策資料でも、基本的な対策としてソフトウェアの更新が挙げられています。
更新しておきたいもの
- スマホ本体のOS
- パソコンのWindows Update / macOSアップデート
- アプリ
- ウイルス対策ソフト
- インターネットブラウザ
- Wi-Fiルーターのファームウェア
ただし、更新の途中で電源が切れるとトラブルになることがあります。
充電や電源に余裕があるときに行いましょう。
5. 充電ケーブルやバッテリーの異常に注意しましょう
充電ケーブルが傷んでいたり、モバイルバッテリーが膨らんでいたりする場合は、そのまま使わないようにしましょう。
経済産業省は、リチウムイオン電池搭載製品について、強い衝撃や圧力、高温環境、充電中の異常に注意するよう呼びかけています。
消費者庁も、リチウムイオン電池使用製品による発熱・発火・破裂などの事故について注意喚起しています。
こんなときは使用をやめましょう
- 充電中に異常に熱くなる
- バッテリーが膨らんでいる
- 変なにおいがする
- ケーブルの被覆が破れている
- 落としたあとから様子がおかしい
- 充電端子がぐらつく
不安なときは、無理に使い続けず、販売店やメーカー、またはデジタル相談室にご相談ください。
6. 空き容量を少し残しておきましょう
スマホやパソコンの容量がいっぱいになると、動作が遅くなったり、写真が保存できなかったり、更新ができなくなったりすることがあります。
ときどき確認したいこと
- 写真や動画がたまりすぎていないか
- 不要なアプリが入ったままになっていないか
- ゴミ箱に不要なファイルが残っていないか
- パソコンのデスクトップがファイルだらけになっていないか
ただし、よくわからないファイルをむやみに削除すると、必要なデータを消してしまうことがあります。
迷ったときは、削除する前に相談してください。
7. 怪しいメールやSMSは、すぐに開かない
「料金未納」「荷物を届けました」「至急確認してください」など、あわてさせる内容のメールやSMSには注意が必要です。
気をつけたい言葉
- 本日中に手続きしてください
- アカウントが停止されます
- 未払い料金があります
- 宅配便のお届け先を確認してください
- 当選しました
- 返金があります
リンクを押す前に、いったん止まって確認しましょう。

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8. 相談しやすいように、情報をメモしておきましょう
トラブルが起きたときに、次の情報があると相談がスムーズになります。
メモしておくとよいもの
- スマホの機種名
- 契約している携帯会社
- 自宅のインターネット回線の会社
- Wi-Fiルーターの設置場所
- パソコンのメーカー名
- よく使うメールアドレス
- Apple IDやGoogleアカウントの連絡先メールアドレス
- 保証書や購入日がわかるもの
※パスワードそのものを人に見える場所に貼っておくのは避けましょう。
まとめ:少しの準備で、大きなトラブルを防げます
スマホやパソコンは、生活を便利にしてくれる大切な道具です。
長く安心して使うためには、日ごろのちょっとした注意が大切です。
特に、
熱を避けること
バックアップを取ること
パスワードを大切にすること
更新を後回しにしすぎないこと
怪しいメッセージをすぐ開かないこと
この5つを意識するだけでも、多くのトラブルを防ぎやすくなります。
不安なことがあれば、ひとりで悩まず、デジタル相談室にご相談ください。
